自己紹介
私は介護士・看護師の仲間と協力し、新しく入居した利用者様がスムーズに生活に慣れるようサポートしています。認知症の症状が強く現れると、ご本人がなぜここで生活する必要があるのか理解できずに不安を感じられることがあります。私はその場その場でコミュニケーションをとり、それぞれの方が心から安心して納得するよう努めています。
仕事のやりがい
認知症の有無にかかわらず、利用者様の話を聞く中で学びがあります。おひとりおひとりの様々な経験を通じて得られたお話に、学ばせてもらうことが多いです。時には恋愛の楽しいお話や、困難な状況で生き抜いてきたつらいお話をうかがうこともあります。お子様を亡くされて、長い時間をつらく過ごした方の半生を聞かせていただく機会もあります。そういう時は、これまでのその方の歴史に思いを馳せ、襟を正す気持ちです。
2Fでのキャリア
私は1年ほど2Fで働いています。2Fの現場は日々ヒヤリハットの連続です。3Fは身体的な援助が必要な方が中心です。自分がついていながら、目の前で車椅子から脱落してしまいそうになった方もいらっしゃいました。手も目も届いているのに危うい状況に陥る瞬間はありますから、緊張感を保ちながら日々の業務に当たっています。現場は仲間とのサポートが不可欠で、お互いに励まし合いながら困難を乗り越えています。
夜勤について
月に約6回の夜勤があり、翌日は必ず休みです。夜勤では3人のスタッフでフロアを守ります。急変時などには夜勤の看護師にコールし、搬送の必要性などを確認しますが、状況によっては介護士自身で判断する必要があります。夜勤では様々なケアが必要で、眠れない方のお相手に2時間おきの寝返り、排泄の清拭などにも迅速に対応しています。
新しく入る方へのメッセージ
未経験でも、介護の仕事に興味を持ち、笑顔で接してくれることを期待しています。肩の力を抜いていただけたら、スタッフだけでなく利用者様にも安心してもらえてとてもいいと思います。この仕事は経験を通して成長するので、教科書通りにいかないことも、経験と知見とでカバーできると考えています。利用者様は時に孫のようにかわいがってくれることもありますし、あなたなりのやりがいをここで見つけてくださいね。